「好き」について

タイトルは恥ずかしくて濁した。

ある方を好きになってから、好きを一旦やめるまでを振り返った話。嫌いになったわけじゃない。これで終わりでもない。けど、ひとつのキリではあるかと思うので書いたもの。

客観的に、ざっくり言うと、IRIAMの推しの話。

…黒歴史になるような気がする。だが、これもまた私であった。嘘は書いてないぞ。諦めろ、未来の私よ。

目次

前置き

誰の話をしているのか、わかる方もいらっしゃるだろう。そして、ご本人様がこれを読むこともあるかもしれない。でも、だからこそ、書いておく意味がある。

(以降、ご本人様のことを「あなた」と表記したりします。ご容赦ください。)

私はあなたに、ここに記したようなことを直接送りつけるような勇気はなかったし、その資格も無い気がした。

でも、もし、あなたが知りたいなら、知ってくれたら嬉しい、かもしれない。正直、自分でもよくわからない。

これまでについて

好きになったからといって、好きでい続けるのはかんたんな事ではない。

好きになった頃

あなたへは、枠内で出会った方の枠へ行く、というのを何度か繰り返し、たどり着いた。

その後も、あなたの枠で出会った方の枠におじゃましたりして、いろんな方と出会えて、IRIAMがとても楽しかった。そんな時期だった。

ターニングポイントのようなものもあった。けど、そこは深堀りしなくていいか。とりあえず、コミュニケーションを通じてあなたを好きになっていった。

恋をしていた、と私は認識している。あのころは、純粋に、楽しかった。

好きに無理が生じていった頃

だんだん、何かが積み重なっていった。

多分、「好き」というのを自覚した瞬間から、なにかがズレはじめた。

ライバーとリスナー

あなたはライバーで、私はリスナー。私はそれ以上を望めやせず、望むべきでないのを理解できた。それにもとづいて、理性で動いていたつもりだ。

でも、だからといって、後ろで感情が走らないわけではない。夢物語を頭に描いたことは何回もあった。

その感情を自覚し、現実を見つめ直すたびに落ち込んだ。

また、そのような感情を持つがゆえ、あなたとのコミュニケーションにはそれなりに注意を払わなければいけない。これは、そうして気を使うこと自体の疲れに加え、あなたとのコミュニケーションの喜びを減衰させるという意味でも、あなたから遠ざかる原因になったかもしれない。

私の生活と枠の時間のミスマッチ

これは、まあ、そのまま。あなたの枠の時間と私の生活リズムとは相性が悪かった。

私はあなたのどこが好きなのか?

「(コミュニケーションの結果、)好きになった人が好き!」という理屈で好きになった、つもり。そのため、好きが揺らいだ時、「あらためて、私はあなたのどこが好きなのだろう?」と問い直したとき、わからなくなった。

見た目(イラスト)だろうか、でも、もともとの私の好みというわけではないような気がする?

声?きらいじゃないけど、そんなにだろうか?

性格?そもそも好きになる性格ってなんだ?

今考えると、がんばっているあなたを応援したかった、というのが最初だったような気がするが、それがどういうふうに好きに変わっていったのか、私はわからない。がんばっているあなたが好き、だったのかもしれない。

完璧主義におちいる、もろい心

ポイントを投げられないのが心苦しい。それは、「いてくれるだけで嬉しい」という言葉だけでは拭い去れなかった。

特に、応援ポイントを狙ったり、ガチイベに参加したりといったときの、ギフト耐久とか、バッジ耐久とかのときに、私はひどく居心地が悪かった。

最初は、私は「私はポイントを集めたりする文化」が好きじゃない、というふうに他人のせいににしようかと思った。

でもこれについて、今の私は「貢献できない自分を認めたくない」から、結果として「ポイントが求められる環境から逃げている」と考えている。

もっとざっくりいうと、「ありたい自分でいれないところから逃げている」、さらに本質を突くと、「完璧主義におちいっている」とも言える。

それなりに前から、私は自分の完璧主義に手を焼いている。こんなところでも、そうなるか、とちょっとうんざりだ。

ただ、原因が不明とか、あなたのせいにしたままよりはいい。自分のことなら、自分で変えていくことができる。それが少しずつだとしても。

好きでいる無理をやめた時

ある時、あなたが口にした、ちょっとした言葉の矛先に私の知り合いがいた。あなたは別に特別ひどい言葉を使ったわけではなかった。枠内の雰囲気が悪くなるわけでもなかったのがその証拠。それは客観的にも特に問題のない発言だったのだと思う。

だけど、私はその発言にショックを受けた。

これが、あなたの発した言葉じゃなければ。これが、知り合いへ向けられた言葉でなければ。こんなダメージは受けなかっただろう。でも、偶然というのは起こってしまった。

どうしていいかわからなくなった。そして、私はすぐに枠から抜けてしまった。数時間あなたに送る文章を考えたけれど、結局は送らなかった。私が黙り込めば全部まるくおさまるから。

まあ、ここで吐き出してしまっているから、あんまり意味ないんだけど。

そのショック自体は、時が癒やしてくれた。

だけど、この時にいろいろ考えて、とりあえず、無理するのをやめようと思った。

今とこれから

ということで最近、私は無理してあなたを特別あつかいするのをやめた。例えば、ずっと枠にいなきゃ、と思うのをやめた。

だからといって、私はあなたの枠に行かなくなるわけではない。行きたいと思ったら行って、抜けたいと思ったら抜ける。とりあえずは普通のリスナーでいてみようと思う。

もちろん、だからといってここまでのあなたとの会話や、私の頭の中を駆け抜けた感情が、完全になかったことになるわけではない。

だけど結局、未来はわからない。これから私が、あなたから離れていくのか、あなたを好きになっていくのか、それとも、ほどほどのリスナーでありつづけるのか。

なんにせよ、これまでありがとう。これからもよろしく。

今(本記事投稿の直前)

これより上の部分で、それなりにまとめたつもりだったけど、これを公開しようか迷っている間にもいろいろあった。

そして、わからなくなってしまっている。

あなたとの感覚のズレに対して、どうしていいかわからない。あなたから離れるのも手だとは思う。でも本当にそうしたいわけではない。それだったら、こうして迷っていない。

べつにあなたのすべてを肯定できなくてもいいのだと、自分に言い聞かせ、何事もなかったかのように、気の向いた時にあなたの枠に行く。これでいいか。

すべての問題に正面から立ち向かえるほど、私は強くない。そのことを認めないと。

目次